第70回キリストの教会全国大会 in 秋田
「育ててくださる神」Ⅰコリント3:6

ご挨拶

第70回キリストの教会全国大会

2019年の第70回全国大会が秋田で開催されます。私達の群れの教会は秋田にはありませんが、今回開催の運びとなります迄には神様のくすしきお導きと多くの方々の祈りがありました。キリストの教会の宣教師として派遣されたチャールズ・ガルスト宣教師夫妻はジョージ・スミス宣教師夫妻と共に「海外キリスト教宣教協会(FCMS)」という機関を通して横浜に1883(明治16)年に、そして翌年秋田に着任しました。現在ガルスト宣教師はディサイプル派の宣教師として記録されていますが、当時はまだディサイプル派、有楽器派、無楽器派に分れてはいませんでした。秋田着任後、秋田駅近くの武家屋敷で最初の礼拝が持たれ80名あまりが集まったと言われています。数年後、ガルスト宣教師は東北各地を伝道されましたが、当時の農民のあまりの貧困状態に触れ、救済方法の学びの為一時帰米、再来日後、伝道と共に酪農を指導普及させ、農民の生活状態の改善に尽くされました。1898(明治38)年北海道伝道からの帰りに、風邪と内臓疾患をこじらせ東京築地で永眠されました。その最後に「何か言い残すことはありませんか」との問いかけに「私の生涯が、私のメッセージである(マイ ライフ イズ マイ メッセージ)」という言葉を残しました。45才の若さで召されたガルスト師のお墓は東京の青山墓地にあります。
彼は存命中に「独立した教会を見る事無く去るのが残念」と語ったという事ですが、ガルスト師が最初に礼拝を持ちましたあの武家屋敷教会では、今秋田市高陽町にあります日本基督教団秋田高陽教会として神様の福音が宣べ伝えられています。又武家屋敷で伝道が始まって間もなくクリスチャンへと導かれた主に在る兄弟の親族の方が現在高陽教会の礼拝に出席しています。
このように宣教師達によって蒔かれた福音の種は今日に至る迄神様によって豊かに養われ育てられていることを思います時に大きな感動を覚えます。今大会ではこれらの事をも覚えつつ高陽教会で礼拝のひと時が持たれます。礼拝も含めて、一つ一つのプログラムが豊かに祝されますよう心よりお祈りしています。最後になりましたが大会の為に祈り、何かと協力してくださっています高揚教会の方々に心より感謝いたします。ぜひ皆様秋田へおいで下さい。スタッフ一同皆様のお出でをお待ちしています。

大会委員長 赤田茂